アップルギフトカードは最強の現金化ツール
ショッピング枠の現金化といえば、換金率90%前後も可能なギフトカードが主流です。その中でもAppleギフトカードはここ数年で特に人気がある券種になっています。それはなぜか。
ギフト券の換金といえば、以前はAmazonギフト券が主流でした。Amazonでは何でも買えるので使い道が豊富なため、2020年あたりまではAmazonギフト券の買取率は90~95%くらいの換金率で推移していました。
ところが、2021年になると、それまでiPhoneのアプリ課金などでしか使えなかったAppleギフトカードの用途が、iPhoneやiPadなどのアップル製品の購入にも使えるようになり、一気に相場が高騰します。
そしてそれと同時期くらいに、AmazonがAmazonギフト券の転売の取り締まりを強化しはじめたので、それまでAmazonを転売に使っていた転売業者がAmazonギフト券を買わなくなり相場は暴落。一時期ですが、需要が激減したにもかかわらずAmazonギフト券を現金化で使う人は減らなかったので、供給に需要が追い付かず買取率は70%前後にまで下がりました。
いまはAmazonも少し持ち直していますが、買取率は80~85%あたりを超えることはあまりなくなりました。それに対しAppleギフトカードの現金化業者の買取率は90%前後をキープしており、いい時期は95%くらいのこともあります。
買取率が高い券種だけ探せば、楽天ギフト、Paypay、nanacoなど、買い物で使えるギフトカードはAppleよりも高いものがありますが、ショッピング枠、携帯枠などの現金化という限定された方法では圧倒的にAppleギフトカードの買取がダントツでお得なのです。
アップルギフトカードの現金化は合法?違法?
結論から言うと、Appleギフトカードを現金化するのは合法です。警察に捕まるものではないですし、罰金刑などになることもありません。
ただし、下記の点には注意が必要です。
Appleギフトカードの規約には違反する
Apple社が定めた規約では、転売を認めていません。売った方が規約違反で処罰されるというのは聞いたことがありませんが、買った方が転売を理由に没収されるケースもごく稀にですが発生していますので、転売後にトラブルになる可能性もゼロではありません。
本ギフトカードは、換金不能で、現金による返金 (法律に定める場合を除く)、交換、転売を行うことができず、または本ギフトカードのご購入にはご使用できません。未使用のアカウント残高は譲渡できません。
Legal – iTunes Gift Cards and Codes – Apple
クレジットカード会社の規約にも違反する
皆さんご存じかとは思いますが、金券類をカードで購入して現金化するといういわゆる「ショッピング枠の現金化」は当たり前ですがクレジットカード会社は禁止しており、決済が否認されたりカードが解約される可能性もあります。
クレジットカード会社には、使ったお店や買った商品などは基本的に筒抜けになっているので、金券を買うのを隠すことは非常に難しいので対策は難しいですが、使いすぎないように注意することが大事でしょう。
購入するサービスでの規約に違反する
Appleに限らず、金券類を売っているショップ・サービスの中には転売目的での購入を禁止しているところもあります。基本的に購入を止められるということはあまりありませんが、1か月に購入できる上限額が決まっていることもあります。
アップルギフトカードを買い取らないお店がある?
Appleギフトカードは、町の金券ショップで買い取っているところはほとんどありません。
これはAmazonなどの他の電子ギフト券にもいえることですが、VISAの商品券や新幹線のチケットなどと2つの大きな違いがあるからです。
現物が手元になくても使うことができる
1つめの理由は「ギフト券が手元になくても使える」という点です。通常の商品券や新幹線のチケットは、手元に現物があって、それを店などで使用します。ところが電子ギフト券は、英数字などの「ギフトコード」を使えば、現物が手元になくても使うことができます。
例えばお店で売る前にギフトコードを確認して、売った後にギフトコードを使って買い物をすることもできます。(警察に被害届を出せば普通に詐欺になるのでやめましょう)
そのリスクがあるため、金券ショップではAppleギフトカードを買い取るところはほとんどありません。カード枠の現金化専門のチケットショップなどでは、常連になるとAppleギフトカードを買い取るところもありますが、あっても70%程度のところが多いのでやめておきましょう。
後でキャンセルされることがある
2つめの理由は「ギフト券が無効になってしまうことがある」のが原因です。現物が手元にあっても、カード会社が決済をキャンセルしたり、何かのトラブルでギフトコードが無効になってしまうこともあります。
チケットショップでは、基本的に「現物を買い取ったらあとで問題にならないもの」しか買い取ってもらえないと考えてよいでしょう。
ちなみに東京都内でAppleギフトカードを買い取っているチケットショップもなくはないですが、リスクが高い分買取率も高くないのです。ネットで売るのはだまし取られそうで心配という理由で実店舗で買い取ってもらう人も少なくないですが、ネットで安心して依頼できる大手の買取サイトを利用した方がずっとお得です。
アップルギフトカードを現金化する手順
ネットで買取業者に売る場合
前にネットでギフト券をだまし取られたことがあるとか、なんとなくインターネットでギフトコードを人に送るのが不安という人はショップで換金した方がいいと思いますが、やっぱりネット上で買取業者に買い取ってもらうのが一番簡単で一番買取率が高いので、ほとんどの方がこちらを選ぶと思います。
特に最近の大手の業者は、基本的に振込手数料は業者が負担しますし、それ以外の手数料も無料なところが多いです。
必要なもの | 説明 |
ギフトコード | Appleギフトカードのギフトコードは「X」ではじまる16桁の英数字です |
本名 | 申込は本名で、身分証と銀行口座と同じ名義でないとほとんどの業者は買い取りません |
メールアドレス | ネットで申し込む場合はメールは必須です |
電話番号 | 電話番号は携帯電話以外NGな業者もあります。電話確認がある買取業者もけっこうあるので通話できる番号で。 |
銀行口座 | 身分証と同一名義の銀行口座 |
身分証 | 本人の免許証・マイナカードなどの公的な身分証の画像 |
ネットで買取業者が買い取っているのは基本的にギフトコードだけで、申込フォームで銀行口座や連絡先と一緒にギフトコードも入力して送ります。カードタイプの場合は、封を開けるかシールをはがすかして、「X」ではじまる16桁の英数字を確認します。
ほとんどの買取業者は現物を送る必要はありません。ただしギフトコードの画像を求められることは多いので、画像は用意しておいた方がいいかもしれません。
ここで「お金を受け取る前に、ギフトコードを教えるのは怖い」と思った方、それは確かに間違いではありません。そのくらい用心深くてもいいと思います。
ただ買取業者に「商品は後で渡すから先に振り込んで」というのは無茶な話で、当たり前ですがまともな業者は取り合ってくれません。ですので、そこが心配にならないくらいしっかりした業者を選ぶか、実店舗で売りましょう。
申し込んでから振り込まれるまでの目安は「最短30分」の業者が多いですが、これは目安の時間です。初回申込であればもっと時間がかかるのが普通ですし、相手が振込手続きをしても、こちらの銀行の処理とのタイムラグも珍しくないので、急いでいる場合は60分以上は余裕をもって申し込みましょう。
ただ逆に常連になれば10分ほどで振り込んでくれる、めちゃめちゃスピーディーな業者もいくつかあります。そういう優良な業者は買取率も高いところが多いので、付き合う業者は厳選しましょう。
実店舗で売る場合
実店舗で売る場合は、基本的に開封していないものしか売れません。またその場で買い取ってもらうにはレシートなども必須です。また中古品を買い取ってもらうのと同じ扱いなので、身分証は絶対に必要です。
闇金みたいな業者がやっている現金化ショップなら、法律が関係ないので変わった方法で買い取ってくれるところもありますが、その分買取率はネットの買取業者より10~30%安くなると思った方がいいです。
アップルギフトカードは携帯払いで買える?
AppleギフトカードやAmazonギフト券などは、携帯払いを使った現金化が問題になり、携帯払いが導入されたころよりも、Appleギフトカードの決済時に後払いを選んで買いにくくなっています。
ただAppleストアの力が非常に強いのか、iPhoneを使っている方は、Appleストアの支払い方法を携帯払いに設定すると、Appleギフトカードも携帯払いで購入することができます。
アップルギフトカードはクレジットカードで買える?
Appleストア
実店舗のAppleストアでも、最大50万円までのAppleギフトカードをクレカ決済で購入可能です。現金化の手段として一番シンプルで簡単な方法ではないでしょうか。
Amazon
AmazonでもAppleギフトカードのメールタイプを購入することができます。ただし額面は5万円までに制限されています。
ちなみにAmazonではAppleギフトカード以外にもUberやGoogleプレイなどいろいろな金券を購入することができますが、現金化できる種類の中で一番換金率が安定して高いのはAppleギフトカードです。以前はニンテンドープリペイドも非常に買取率が高く魅力的でしたが、2023年頃からAmazonで購入したニンテンドープリペイドは残高がないケースが発生しており、その場合にAmazonはほとんど返金しないので、買い取り業者の買取率が下がってしまっています。
Amazonで現金化するならAppleギフトカード一択でしょう。
家電量販店
家電量販店では、クレジットカードで購入できるお店と、断られるお店があります。ヤマダ電機やヨドバシなどでは、店舗によってOKだったりNGだったりするので店員さんに聞いてみましょう。
コンビニ(セブンイレブン)
コンビニは基本的にギフト券は現金でしか買えませんが、セブンイレブンではクレジットカードでnanacoにチャージして、nanaco払いでAppleギフトカードを買うという裏技が使えます。
アップルギフトカードを現金化するならカードタイプ?メールタイプ?
Appleギフトカードの現金化は、金券ショップで売る場合は、原則カードタイプオンリーですが、ネットで買取業者に売る場合は、カードタイプでもメールタイプでもどちらでも大丈夫です。
スマホやパソコンなどで入力する場合は、メールタイプの方がコピペするだけだから楽かもしれません。
カードタイプの場合は、今のスマホのカメラは文字認識機能がついてるのでそれでギフトコードを読み取るのもありですが、たまに読み取りが間違えていることもあるので自分でも確認するようにしましょう。
AppleIDにチャージしたギフト券残高は売れる?
AppleIDに登録したギフト券残高は、他の人が使えないので売ることができません。
ただし、誤ってチャージしてしまって1円も使っていない場合は、Appleのサポートに電話してAppleギフトカードに残高を戻してもらうことができます。結構すぐに戻してもらえるので、メールタイプを買ったけど間違えてチャージしてしまったときはAppleサポートに電話しましょう。