電子ギフト券の買取といえば、昔はAmazon一強で他はあまりぱっとしませんでしたが、今ではAppleがダントツの一番人気です。
でも実際に現金化するとなると、本当はどちらがお得なんでしょうか?

1. AppleギフトカードVSAmazonギフト券 7番勝負
AppleもAmazonも、世界中で人気のあるサービスを提供する巨大企業。そのため、AppleギフトカードとAmazonギフト券も非常に需要が高く、多くの人に利用されています。
しかし、「どちらのギフトカードがより現金化しやすいのか?」と気になる人も多いでしょう。
そこで今回は、AppleギフトカードとAmazonギフト券を現金化する際の7つの重要なポイントを比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます!
1-1. 電子ギフト券買取業者の買取率
以前は、電子ギフト券の買取市場ではAmazonギフト券が常に一番人気でした。買取率も高く、どの買取業者でも安定して高値で取引されていたんです。
Amazonギフト券は、Amazonでのショッピングに使えるのはもちろん、電子書籍や映画、音楽の購入、さらにはプレゼントにも最適。こうした万能さから、「ほぼ現金と同じような感覚で使える」と考える人も多く、買取市場でも非常に需要が高い状態が続いていました。
ところが、2021年以降は状況が大きく変わります。今では、ほとんどの買取業者でAppleギフトカードの買取率がAmazonギフト券を上回ることが一般的になっているんです。
その背景にあるのが、2021年7月頃のAppleギフトカードの統合です。それまで、Appleギフトカードは「iTunesカード」として販売されており、使い道は主にアプリの購入や課金、Apple MusicやiCloudストレージの支払いなど、デジタルコンテンツに限定されていました。そのため、Amazonギフト券ほどの汎用性はなく、買取市場でもGoogle Playギフトカードと同じくらいの扱いだったんですね。
しかし、AppleがiTunesカードとApple Storeギフトカードを統合し、新たに「Appleギフトカード」として一本化したことで、iPhoneやMac、Apple WatchといったApple製品の購入にも使えるようになりました。
Apple製品は基本的に値下げがほとんどなく、定価で購入するしかないものが多いですよね。でも、買取市場で手に入れたAppleギフトカードを使えば定価よりも10%ほど安く購入できるケースが増えたため、Appleギフトカードの需要が一気に高まったんです。
こうした流れから、現在では買取業者の初回買取率はほとんどのケースでAppleギフトカードの方が5~10%ほど高くなる傾向があります。リピーター向けの買取率ではAmazonギフト券と並ぶこともありますが、それでもAppleギフトカードの方が有利な状況が続いています。
つまり、これまでAmazonギフト券一強だった買取市場も、Appleギフトカードの用途拡大によって勢力図が変わりつつあるということですね。Apple製品をよく利用する人にとっては、今後ますますAppleギフトカードの需要が高まるかもしれません。

1-2. 買取業者の振込スピード
買取業者の振込スピードはいくつかの要因があります。
ギフト券の有効性がすぐ確認できるか
ギフト券を買取に出すと、買取業者はそのギフト券に問題がないかをしっかり確認します。この確認作業は、ギフト券が無効になっていないか、残高がちゃんとあるかといった点をチェックするものですが、実はAppleギフトカードとAmazonギフト券では、その確認方法に大きな違いがあるんです。
Appleギフトカードの確認方法
Appleギフトカードの場合、Appleの公式サイトで残高を確認できる機能があるため、簡単にそのギフトカードが有効かどうか、そして残高がいくら残っているのかを調べることができます。2024年現在もこの方法は利用可能で、買取業者もスムーズに審査を進めることができます。
Amazonギフト券の確認方法
一方で、Amazonギフト券は少し事情が違います。ギフト券が有効かどうかを確認するには、実際にAmazonアカウントに登録してみるしかないのです。つまり、ギフト券コードを入力してみないと、それが本当に使えるものなのか、残高があるのかを確認できません。
そのため、買取業者にとってはAmazonギフト券の確認には時間がかかることが多く、審査のスピードもAppleギフトカードより遅くなりがちです。
買取時のスピードの違い
こうした違いから、買取業者にギフト券を売る場合、Appleギフトカードの方がAmazonギフト券よりも確認作業がスムーズに進みやすいという特徴があります。業者によっては即時買取が可能なケースもあり、スピーディーな取引を希望する場合にはAppleギフトカードの方が有利かもしれません。
ただし、AppleやAmazon側が仕様を変更することもあるため、最新の確認方法については買取業者の案内をチェックしておくのがベストです。
需要があるか
ギフト券は、需要が高ければ高いほど市場での取引も活発になり、その分買取のスピードも速くなる傾向があります。では、AppleギフトカードとAmazonギフト券、それぞれの需要はどのように違うのでしょうか?
AppleとAmazon、どちらが強い?
AppleとAmazonはどちらも世界規模の巨大企業です。AppleはiPhone、iPad、Macなどのデバイスやデジタルコンテンツを中心に展開しているのに対し、Amazonは家電、日用品、食品、衣類、本、デジタルコンテンツなど、ほぼ何でも購入できる総合プラットフォームとして圧倒的な品揃えを誇ります。
こうした背景を考えれば、一般的には「Amazonギフト券の方が汎用性が高く、より需要がある」と思われがちです。実際、Amazonギフト券は多くの人が欲しがるため、全体的な需要は非常に高いのは事実です。
Amazonギフト券の転売規制が影響
しかし、転売市場においては事情が異なります。Amazonはギフト券の転売を厳しく取り締まっており、転売で入手したギフト券を使用すると没収されたり、アカウントが閉鎖されたりするリスクがあるのです。
このため、転売市場ではAmazonギフト券の利用に慎重な人が増え、転売市場における需要が大幅に低下しました。転売市場で手に入れたAmazonギフト券を使うリスクを考えると、購入を避ける人が多くなり、買取業者側でも慎重に取り扱うケースが増えてきています。
Appleギフトカードの方が転売市場で需要が高い理由
一方、Appleギフトカードは転売規制の影響を受けにくく、Apple製品の購入にも使えるという点が強みです。Apple製品は基本的に値引きが少ないため、ギフトカードを利用することで少しでもお得に購入しようとする人が多く、転売市場ではAppleギフトカードの方が需要が高い状況になっています。
その結果、買取市場においてもAppleギフトカードの方がAmazonギフト券よりも高い買取率が維持される傾向が強いのです。
結論:用途の広さ vs. 転売市場の影響
- Amazonギフト券は需要自体は高いが、転売市場では敬遠されがち
- Appleギフトカードは転売市場での需要が高く、買取市場でも高い買取率が続いている
一般的なギフト券としての価値はAmazonギフト券の方が高いかもしれませんが、転売市場ではAppleギフトカードの方が圧倒的に有利というのが現在の状況です。
不正なギフト券が出回っていないか:買取業者の警戒ポイント
ギフト券の買取を行う業者にとって、「このギフト券は本当に安全か?」という点は非常に重要です。買取を申し込んだ人の信用度も影響しますが、それとは別に「詐欺などの不正なギフト券ではないか?」という疑念は常につきまといます。
しかし、実際のところ、買取業者も日々さまざまな手口で不正なギフト券を持ち込まれるため、すべてを見抜くのは難しいというのが現実です。そのため、買取業者は申し込みの傾向を分析し、「最近、この種類のギフト券で不正が増えている」という情報をもとにリスク管理を行っています。
Amazonギフト券の不正リスク
Amazonギフト券は、アカウントに登録するまで有効かどうか、残高がいくらあるかも確認できないという特性があります。このため、詐欺目的で偽のギフトコードを使ったり、すでに使用済みのギフト券を持ち込んだりするケースが後を絶ちません。
特に、振込スピードの速い大手買取業者は、Amazonギフト券を慎重に扱うことが多いです。買取後にギフト券が無効と判明すると、業者側が損失を被るため、審査基準を厳しくする、あるいはAmazonギフト券の買取自体を制限するケースもあります。
Appleギフトカードの不正リスク
Appleギフトカードは、公式サイトで金額を確認できるため、無効なギフト券を見分けるのは比較的簡単です。そのため、Amazonギフト券と比べると、詐欺目的の無効なコードを持ち込まれるリスクは低いと考えられます。
しかし、Appleギフトカードにも別のリスクがあります。それが、詐欺や違法行為で騙し取られたギフトカードが買取市場に持ち込まれるケースです。
たとえば、特殊詐欺やギフト券買取詐欺などで、被害者から騙し取ったAppleギフトカードをそのまま買取業者に持ち込み、現金化しようとする犯罪者が一定数存在します。買取の時点では有効なギフトカードでも、数日後に被害届が出され、Apple側がギフトカードを無効化することも珍しくありません。
こうした背景から、Appleギフトカードもまた、買取業者にとってリスクの高いギフト券と見なされています。
結論:どちらもリスクがあり、買取業者は慎重になっている
- Amazonギフト券は、有効性の確認が難しく、詐欺目的の持ち込みが多いため警戒されがち。
- Appleギフトカードは、残高確認が可能な分、無効なコードを持ち込まれるリスクは低いが、詐欺被害による「後から無効化されるリスク」が存在する。
このように、どちらのギフト券にもそれぞれ異なるリスクがあり、買取業者は慎重に対応せざるを得ない状況です。結果として、「Amazonギフト券もAppleギフトカードも、不正なギフト券のリスクがあるため、どっちもどっち」というのが現状と言えるでしょう。

1-3. 発行元の転売取り締まり
ギフト券の転売については、Amazonギフト券もAppleギフトカードも、規約上は禁止されています。つまり、厳密にいえば転売されているギフト券はすべて規約違反という扱いになります。
ただし、これはAmazonやAppleに限った話ではなく、すべての電子ギフト券が同じルールです。では、なぜ現在の買取市場ではAppleギフトカードの方が有利とされているのでしょうか?その違いは、発行元が規約違反をどの程度厳しく取り締まるかにあります。
Amazonギフト券の取り締まりは年々厳しくなっている
Amazonのサービス自体は、世界的に見ても利用者が増加しており、順調に成長しています。しかし、ここ数年で問題になっているのが、Amazonギフト券を悪用した詐欺の増加です。
この影響もあり、Amazonは転売や未承認のルートから購入されたギフト券の利用に対して非常に厳しい取り締まりを行うようになりました。
具体的には、
- ギフト券そのものが違法や不正でなくても、「本来の受取人ではない」という理由だけで使用したアカウントを閉鎖する
- 登録したギフト券の残高を没収する
という厳しい措置を取るようになっています。
特に2022年以降は取り締まりが一気に強化され、Amazonギフト券を使った転売業者が一斉に撤退。また、2024年の規制強化により、個人のギフト券利用者の間でも「Amazonギフト券の利用はリスクが高い」と警戒する人が増えています。
こうした背景から、買取市場でもAmazonギフト券の取引が減少しているのが現状です。
Appleギフトカードの取り締まりは比較的穏やか
一方で、Appleギフトカードにも不正利用や詐欺のリスクはあります。しかし、Amazonとは異なり、「転売されたギフト券だから」という理由だけで残高を没収されたり、アカウントを閉鎖されたりすることは基本的にありません。
もちろん、
- 詐欺に関与したギフトカード(例えば、詐欺で騙し取ったもの)は残高がロックされる可能性がある
- 不正な方法で入手したギフトカードを使用した場合、アカウントが凍結されることもある
といったリスクは存在します。しかし、Appleの対応はAmazonほど厳しくなく、あくまで「不正な手段で取得されたもの」に限定して対処しているため、転売されたギフトカードだからといって即座にペナルティを受けることはないのが大きな違いです。
結果:転売市場ではAppleギフトカードが選ばれる
このような背景から、ギフト券を扱う買取業者だけでなく、転売ギフト券を利用する人たちもAmazonギフト券よりAppleギフトカードを選ぶ傾向が強まっています。
- Amazonギフト券は、転売品を使うリスクが高すぎるため、転売市場では敬遠されるようになった
- Appleギフトカードは転売品でも比較的安全に使えるため、需要が高まっている
つまり、規約違反という点ではどちらも同じですが、実際の取り締まりの厳しさが違うため、買取市場ではAppleギフトカードの方が有利という状況になっているわけですね。
1-4. 買取時のミスへのサポート
ギフト券を買取に出す際、意外と多いのが申し込み前のミスによって、現金化できなくなってしまうケースです。特に注意したいのが、買取前にギフト券を誤って自分のアカウントに登録してしまうというトラブル。
よくあるミス①:メールタイプのギフト券を誤登録
Amazonギフト券やAppleギフトカードには、コンビニや家電量販店で購入できるカードタイプのほかに、オンラインで購入できるメールタイプがあります。このメールタイプのギフト券は、購入後にコードがメールで届くのですが、うっかりそのまま「ギフト券を登録」ボタンを押してしまい、自分のアカウントに入れてしまうというミスがよく発生します。
特に、「後払いサービス」などを利用してギフト券を購入した場合、買取前に誤って登録してしまうと現金化ができなくなり、支払いだけが残ってしまうという最悪の状況になりかねません。
よくあるミス②:アカウント登録後の取り消しは可能か?
この点で、Amazonギフト券とAppleギフトカードでは大きな違いがあります。
- Amazonギフト券
👉 一度アカウントに登録してしまうと、100%元に戻せない
👉 登録した時点で「使用済み」となり、買取には出せなくなる - Appleギフトカード
👉 全く使用していなければ、Appleサポートに連絡することでギフトカードの状態に戻せる可能性がある
👉 ただし、必ずしも対応してもらえるわけではなく、Apple側の判断次第
つまり、Amazonギフト券は一度登録すると完全にアウトですが、Appleギフトカードは場合によっては復旧できる可能性があるということですね。
結論:この点ではAppleギフトカードが有利
ギフト券の買取を考えている人にとって、「誤登録のリスク」は大きな問題です。その点で比較すると、
- Amazonギフト券 → 誤って登録したら絶対に取り消せない
- Appleギフトカード → 取り消せる可能性がある
買取の前にギフト券を誤って登録してしまうミスは意外と多いので、事前に注意しておくことが大切ですね。特に、メールタイプのギフト券を購入した場合は、買取に出す前に絶対に自分のアカウントには登録しないようにすることが重要です!

1-5. ギフト券の人気
AppleギフトカードとAmazonギフト券、どちらも世界的に人気があるギフトカードですが、実際にどちらの方が人気なのかは用途や市場によって異なります。ここでは、一般的な利用者の人気と転売市場の人気の2つの視点から比較してみましょう。
📌 一般的な利用者の人気:Amazonギフト券が圧倒的
Amazonギフト券は、誰もが知る「なんでも買えるギフト券」として、あらゆるシーンで使われています。
✅ Amazonギフト券の強み
- Amazonで家電・日用品・食品・本・デジタルコンテンツなど何でも購入できる
- ギフトとしてもらっても、ほぼ無駄なく使える
- 企業のキャンペーンやポイント交換の景品としても広く採用されている
つまり、ギフトカードとしての利便性を考えれば、Amazonギフト券の方が人気があるといえます。
一方、AppleギフトカードはAppleユーザー向けという特徴があり、iPhoneやMacを使っている人には人気が高いですが、Androidユーザーにはほぼ無用の長物になってしまいます。
✅ Appleギフトカードの強み
- iPhone・Mac・iPad・Apple WatchなどのApple製品が購入できる
- App Storeのアプリ、Apple Music、iCloudストレージの支払いに使える
- Appleユーザーにとっては利便性が高い
ただし、Appleユーザー以外には使い道がないため、誰にでも喜ばれるAmazonギフト券に比べると、万人向けとはいえません。
▶ 結論:一般的な人気ではAmazonギフト券が上
📌 転売市場・買取市場の人気:Appleギフトカードが優勢
買取市場では、Appleギフトカードの方がAmazonギフト券よりも人気があります。これは、転売規制の影響が大きく関係しています。
🔴 Amazonギフト券は規制が厳しくなった
- Amazonは転売ギフト券の取り締まりを強化しており、転売品を使うとアカウント閉鎖や残高没収のリスクがある
- 2022年以降、転売市場ではAmazonギフト券の需要が減少
🟢 Appleギフトカードは比較的安全
- Appleは「転売品だから」という理由だけでは使用を制限しない
- Apple製品は値下げが少ないため、ギフトカードを使って安く買いたい人が多い
- そのため、買取業者もAppleギフトカードを積極的に扱っている
これらの理由から、買取市場ではAmazonギフト券よりAppleギフトカードの方が需要が高く、買取率も高いという状況になっています。
▶ 結論:転売市場ではAppleギフトカードが人気
🔍 まとめ:どちらが人気か?
項目 | Appleギフトカード | Amazonギフト券 |
---|---|---|
一般的な人気 | Appleユーザー向け | 誰でも使いやすい |
使い道の広さ | Apple製品・デジタルコンテンツ限定 | ほぼ何でも買える |
転売市場の人気 | 需要が高く、買取率も高い | 転売規制が厳しく、需要低下 |
結論として、一般的な人気ではAmazonギフト券、転売市場ではAppleギフトカードが優勢という結果になります。
💡 もしギフトとして贈るならAmazonギフト券、買取や転売を考えるならAppleギフトカードの方が有利という使い分けをするのがベストですね!

1-6. 現金化の際のトラブル
電子ギフト券を現金化する際には、時々トラブルが発生することがあります。解決できるケースもありますが、中にはどうにもならない事態に陥ることも…。特に、Amazonギフト券とAppleギフトカードでは、発生しやすいトラブルの内容やリスクの度合いに大きな違いがあります。
📌 Amazonギフト券の最大のトラブル:アカウント閉鎖や没収
Amazonギフト券を買取業者に売る際に最も大きなリスクとなるのが、転売対策によるアカウント閉鎖やギフト券の没収です。
💥 こんなトラブルが発生することも…
- ギフト券を購入した人とは別のアカウントで使われると、Amazonが不正利用を疑う
- 買取業者を経由して使用されたギフト券が没収されることがある
- ギフト券を使ったアカウントが停止されると、買取業者から返金を求められる可能性がある
- 金額が大きい場合、買取業者側が警察に相談し、トラブルが大きくなることも…
さらに厄介なのは、Amazonは一度没収したギフト券の代金を返金してくれないという点。つまり、ギフト券は無効になり、買取金も振り込まれず、結果的にお金を失うという最悪のケースに発展することがあります。
こうしたリスクのため、最近ではAmazonギフト券の買取自体を制限する業者が増えている状況です。
📌 Appleギフトカードは比較的安全
一方、Appleギフトカードの場合は、Amazonギフト券のような厳しい転売対策は行われていないため、トラブルになるケースは少なめです。
💡 Appleギフトカードの安全性が高い理由
- 正規で購入したAppleギフトカードを使っても、Appleがアカウントを停止したり、残高を没収したりすることは基本的にない
- もし何らかの理由で一時的に無効化されても、Appleサポートに問い合わせれば解決することが多い
- 転売品であっても、「転売だから」という理由だけで使用不可にされることはない
もちろん、詐欺に関与したギフトカード(不正取得されたもの)であれば、Apple側が残高をロックする可能性はありますが、Amazonほど厳しい対策は取られていないため、比較的安全性は高いと考えられます。
📌 クレジット決済のキャンセルによるギフト券の無効化
もうひとつ気をつけなければならないのが、クレジットカード決済で購入したギフト券のキャンセルリスクです。
たとえば、クレジットカードでギフト券を購入した後に、
- クレジットカードの支払いをキャンセルする
- 不正利用されたと申し立てられる
といった理由で決済が取り消されると、Amazonギフト券もAppleギフトカードも無効になってしまいます。
このリスクはどちらのギフト券でも同じくらい存在するため、転売市場ではクレジット決済で購入されたギフト券を警戒する傾向があります。
🔍 まとめ:リスクの違い
項目 | Appleギフトカード | Amazonギフト券 |
---|---|---|
アカウント閉鎖のリスク | ほぼなし | 高い(転売品が原因で停止されることがある) |
ギフト券の没収リスク | 低い(詐欺関与以外は基本なし) | 高い(転売品でも没収される可能性あり) |
サポート対応 | 無効化されてもAppleに相談すれば復旧の可能性あり | Amazonは一度没収したら戻らない |
クレジット決済キャンセルのリスク | あり | あり |
▶ 結論:安全性を重視するならAppleギフトカードの方が有利
Amazonギフト券は、転売品を使っただけでアカウント閉鎖や没収のリスクがあるため、買取時のトラブルが多発しています。一方、Appleギフトカードは詐欺絡みのケースを除けば、転売品でも普通に使えるため、比較的リスクが少なく、買取市場でも安心感が高いと言えるでしょう。
1-7. 現金以外での入手しやすさ
現金化が目的の場合は、Amazonギフト券もAppleギフトカードも現金以外の手段で購入する必要があります。
この点については、キャリア決済で購入できるのか・後払いアプリなどは対応しているかなどいろいろな購入方法と決済業者の規制なども含めていろいろあります。
現在は、アマゾンもアップルもわりと購入は簡単なのでここは引き分けとしましょう。
1-8. まとめ
以上をまとめてみましたが、ほとんどの点でAppleがアマゾンを超えていますね。現金化という目的の場合は、迷わずAppleギフトカードを選ぶのが良いでしょう。
項目 | Appleギフトカード | Amazonギフト券 |
---|---|---|
電子ギフト券買取業者の買取率 | 2021年以降、Amazonギフト券を上回る買取率(5~10%高) | かつては最も高かったが、2021年以降はAppleギフトカードに劣る |
買取業者の振込スピード | 公式サイトで残高確認ができ、審査がスムーズで振込が速い | Amazonアカウントに登録しないと確認できず、審査に時間がかかる |
転売市場での需要 | 転売市場での需要が高く、買取率も維持されている | 転売規制が厳しく、転売市場では需要が減少 |
現金化の際のトラブル | 転売品でも使用可能。Appleサポートにより復旧の可能性あり | 転売品の使用でアカウント停止や残高没収のリスクが高い |
発行元の転売取り締まり | 転売品でも基本的に没収やアカウント停止のリスクが低い | 転売品を使用するとアカウント停止や残高没収の可能性がある |
買取時のミスへのサポート | 誤登録しても未使用ならAppleサポートで復旧可能な場合あり | 一度登録すると取り消し不可。誤登録時の救済措置なし |
現金以外での入手しやすさ | 購入のしやすさはAmazonギフト券と同じ(引き分け) | 購入のしやすさはAppleギフトカードと同じ(引き分け) |
