Appleのギフトカードには「Appleギフトカード」と「iTunesカード(iTunesギフトカード)」の2種類がありますが、それぞれ用途や利用可能なサービスが異なります。ここでは、両者の違いを詳しく解説します。

1. Appleギフトカードとは?
Appleギフトカードは、Appleのすべての商品やサービスに利用できる汎用的なギフトカードです。日本では2021年に導入され、それ以前に販売されていたiTunesカードとApple Storeギフトカードを統合した形になっています。これにより、1枚のカードでAppleのハードウェア製品とデジタルコンテンツの両方を購入できるようになりました。
Appleギフトカードは、個人での利用はもちろん、プレゼントやビジネス向けの贈答用としても利用されることが多く、非常に便利なギフトアイテムです。
Appleギフトカードの特徴
1. Appleの公式ストア(Apple Store・Apple公式サイト)で利用可能
Appleギフトカードの最大の特徴は、Appleの公式ストアで利用できることです。これにより、以下のようなApple製品を購入できます。
- iPhone・iPad・Mac・Apple Watchなどのハードウェア
- Appleの主要製品すべてに利用可能。
- 最新のiPhoneやMacBook、iPadなどを購入できる。
- AirPodsやApple Pencilなどのアクセサリー
- イヤホン、マウス、キーボード、充電ケーブルなどのApple純正アクセサリーを購入可能。
- AppleCare+(保証サービス)
- Apple製品をより安心して使用できる延長保証「AppleCare+」の購入にも利用可能。
- 修理や交換時のサポートが手厚くなる。
- Appleの公式オンラインストアでの注文
- Apple公式サイトで注文し、自宅への配送またはApple Storeでの受け取りが選べる。
このように、AppleギフトカードはApple製品を直接購入することができる唯一のギフトカードであり、iTunesカードではできなかったことが可能になります。
2. デジタルコンテンツの購入にも利用可能
Appleギフトカードは、デジタルコンテンツの購入にも使用できます。これにより、Appleの様々なサービスを楽しむことができます。
- App Storeでのアプリ・ゲーム購入
- iPhone、iPad、Mac、Apple Watch用のアプリを購入。
- ゲームやアプリ内課金にも利用可能。
- Apple Music、Apple TV+、Apple Arcadeのサブスクリプション支払い
- Apple Music(音楽ストリーミングサービス)
- Apple TV+(映画・ドラマの定額視聴サービス)
- Apple Arcade(ゲームのサブスクリプションサービス)
- iCloud+(クラウドストレージ追加)
- iCloudのストレージを増やし、写真や動画、バックアップの保存領域を拡張可能。
これにより、Appleギフトカード1枚で、Appleのハードウェアとソフトウェアの両方をカバーできるため、非常に汎用性が高くなっています。
3. Apple IDのアカウント残高としてチャージ可能
Appleギフトカードは、Apple IDの残高としてチャージできるため、一度登録しておけば、複数回の購入や支払いに利用可能です。
- Apple IDの残高として管理できる
- ギフトカードをアカウントに登録すれば、何回かに分けて利用できる。
- Appleのすべてのデジタルサービスで利用可能
- アプリ、ゲーム、音楽、映画など、Appleのデジタルコンテンツの支払いに使える。
- 残高の有効期限なし
- 一度Apple IDにチャージすれば、有効期限を気にせず使える。
これにより、「Apple製品を買う予定はないけど、App Storeやサブスクの支払いに使いたい」という人にも便利です。
4. ギフトやプレゼント用に使いやすい
Appleギフトカードは、プレゼントやギフト用としても人気が高いです。特に、以下のような特徴があります。
- 購入場所が多い
- Apple公式サイト
- コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)
- 家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラなど)
- オンラインストア(Amazonなど)
- デザインや金額を選べる
- カードのデザインが豊富で、ギフト用に適したデザインもある。
- 金額を自由に設定できる(1000円~50,000円まで幅広い)。
- メールで送れるデジタル版もある
- Appleの公式サイトでは、Eメールで送れるデジタル版のAppleギフトカードも販売されている。
- 遠くにいる友人や家族に簡単にプレゼントできる。
Appleギフトカードの用途
以下の表に、Appleギフトカードが利用できるもの・できないものをまとめました。
利用用途 | 使える |
---|---|
Apple公式ストアでのハードウェア購入 | ⭕ |
AirPodsやApple Pencilなどのアクセサリー購入 | ⭕ |
App Storeでのアプリ・ゲーム購入 | ⭕ |
Apple Music・Apple TV+ などのサブスク支払い | ⭕ |
iCloud+(ストレージ追加) | ⭕ |
AppleCare+(保証サービス) | ⭕ |
Apple Payでの支払い | ❌ |
他の電子マネーやクレジットカードへの変換 | ❌ |
現金化 | ❌ |
Appleギフトカードは、Apple製品の購入からアプリ、サブスクの支払いまで、ほぼすべてのAppleサービスで利用可能です。ただし、Apple Payの決済や、他の電子マネーへの変換、現金化はできないので注意しましょう。
まとめ
Appleギフトカードは、Appleの全商品・サービスに利用できる汎用的なギフトカードです。iPhoneやMacなどのハードウェア購入はもちろん、アプリや音楽などのデジタルコンテンツの購入にも使えます。
また、プレゼントやギフト用途にも最適で、コンビニや家電量販店、オンラインストアなど多くの場所で購入でき、デジタル版も利用可能です。
Appleのあらゆるサービスで使える万能ギフトカードとして、個人利用はもちろん、プレゼントとしても非常に便利な一枚です。

2. iTunesカード(iTunesギフトカード)とは?
iTunesカード(正式名称:iTunesギフトカード)は、Appleのデジタルコンテンツ専用のギフトカードです。かつては広く使われていましたが、2021年にAppleギフトカードに統合され、日本では新規販売が終了しました。
以前は、App StoreやiTunes Storeでのアプリや音楽、映画の購入、Apple Musicのサブスクリプション費用の支払いなどに利用されていましたが、現在はAppleギフトカードがその役割を担っています。
現在でも、過去に購入したiTunesカードのコードは有効であり、デジタルコンテンツの購入には利用可能です。ただし、iPhoneやMacなどのハードウェア購入には使えません。
iTunesカードの特徴
1. App Storeでのアプリ・ゲーム購入
iTunesカードは、App Storeでのアプリやゲームの購入に利用できます。Appleのエコシステム内で利用可能なアプリやコンテンツの支払い手段として、特にクレジットカードを持っていない人にとって便利でした。
- iPhone、iPad、Mac、Apple Watch用のアプリを購入可能。
- ゲームのダウンロードやアプリ内課金にも利用可能。
- 有料アプリの支払い手段として、iTunesカードが広く活用されていた。
2. 音楽・映画・書籍・ポッドキャストの購入
iTunesカードは、iTunes StoreやApple Booksでのデジタルコンテンツの購入にも使われていました。
- 音楽の購入
- アルバムやシングル曲の購入に利用可能。
- Apple Musicのサブスクリプション契約にも利用できる。
- 映画やドラマのレンタル・購入
- iTunes Storeで映画やテレビ番組を購入・レンタルできる。
- 電子書籍の購入
- Apple Books(旧iBooks Store)で書籍・漫画を購入できる。
- ポッドキャストの購読
- 一部の有料ポッドキャストの支払いにも利用できる。
3. Apple Musicのサブスクリプション費用の支払い
Apple Musicのサブスクリプション(月額料金)の支払いにもiTunesカードが使えました。Apple IDの残高として登録しておくことで、クレジットカードを使わずにApple Musicの料金を支払うことが可能でした。
- 個人プラン、ファミリープラン、学生プランのすべてに対応。
- Apple Musicの新規登録時の支払いにも使用可能。
- ギフトとしてプレゼントすることで、相手がサブスクリプションの費用を負担せずに利用できる。
4. iCloud+(クラウドストレージ追加)に使用可能
iTunesカードの残高は、iCloudのストレージ追加(iCloud+)の支払いにも利用可能です。
- 5GBの無料ストレージを超えるデータを保存したい場合、iTunesカードで支払い可能。
- 50GB、200GB、2TBの有料プランの月額費用に充当できる。
- Apple IDの残高にチャージすることで、継続的に支払うことが可能。
5. ハードウェア(iPhone・Macなど)には利用不可
iTunesカードはApple Store(公式ストア)でのハードウェア購入には使用できません。これは、Appleギフトカードが登場する前の仕様であり、iTunesカードはデジタルコンテンツ専用のギフトカードだったためです。
- 購入できないもの
- iPhone、iPad、Mac、Apple Watch
- AirPods、Apple Pencilなどのアクセサリー
- AppleCare+(保証サービス)
これは、Apple StoreギフトカードとiTunesカードが別々に存在していた時代の名残ですが、現在ではAppleギフトカードが両方の役割を果たしているため、1枚でデジタルコンテンツもハードウェアも購入できるようになりました。
iTunesカードの用途
以下の表に、iTunesカードが利用できるもの・できないものをまとめました。
利用用途 | 使える | 使えない |
---|---|---|
Apple公式ストアでのハードウェア購入 | ❌ | ⭕ |
AirPodsやApple Pencilなどのアクセサリー購入 | ❌ | ⭕ |
App Storeでのアプリ・ゲーム購入 | ⭕ | |
Apple Music・Apple TV+ などのサブスク支払い | ⭕ | |
iCloud+(ストレージ追加) | ⭕ | |
AppleCare+(保証サービス) | ❌ | ⭕ |
Apple Payでの支払い | ❌ | |
他の電子マネーやクレジットカードへの変換 | ❌ | |
現金化 | ❌ |
現在iTunesカードを持っている場合はどうなる?
現在、日本ではiTunesカードの新規販売は終了していますが、過去に購入したiTunesカードは引き続き利用可能です。
iTunesカードを持っている場合の対応
- Apple IDの残高にチャージすれば、デジタルコンテンツの購入に利用可能。
- iPhoneやMacの購入には使えないため、Apple製品を購入したい場合は、Appleギフトカードを利用する必要がある。
- 有効期限はなし。iTunesカードは一度Apple IDに登録すれば、無期限で利用可能。
まとめ
iTunesカードは、かつてAppleのデジタルコンテンツ専用のギフトカードとして利用されていました。しかし、2021年にAppleギフトカードに統合され、日本では新規販売が終了しました。
iTunesカードの特徴
- App Storeでアプリ・ゲームの購入に使用可能
- 音楽・映画・書籍・ポッドキャストの購入ができる
- Apple MusicやiCloud+のサブスク支払いに利用可能
- ハードウェア(iPhone、Macなど)の購入には使えない
- Appleギフトカードが登場したため、現在は販売終了
現在iTunesカードを持っている場合は、App StoreやApple Musicの支払いに引き続き利用可能です。ただし、ハードウェアの購入には使えないため、Apple製品を買う場合はAppleギフトカードを利用する必要があります。

3. AppleギフトカードとiTunesカードの主な違い
Appleには、かつて「iTunesカード(iTunesギフトカード)」と「Apple Storeギフトカード」の2種類のギフトカードが存在しました。しかし、2021年に新しく「Appleギフトカード」が導入され、これらのカードは統合されました。
現在は、Appleギフトカード1枚で、Apple製品・アクセサリーの購入からデジタルコンテンツの支払いまで、幅広く利用できます。一方、iTunesカードはデジタルコンテンツ専用のギフトカードで、ハードウェアの購入には使えませんでした。
ここでは、AppleギフトカードとiTunesカードの違いについて詳しく比較します。
1. 利用範囲の違い
比較項目 | Appleギフトカード | iTunesカード(旧) |
---|---|---|
利用範囲 | Apple製品・アプリ・サービス全般 | デジタルコンテンツ(アプリ、音楽、映画など)のみ |
Appleギフトカードの利用範囲
Appleギフトカードは、Appleのハードウェア・ソフトウェア・デジタルコンテンツのすべてに利用可能です。iPhone、iPad、Mac、Apple Watchなどの物理的な製品の購入も可能なため、ギフト用途としても非常に便利です。
iTunesカードの利用範囲
iTunesカードは、デジタルコンテンツ専用のギフトカードでした。具体的には、App Store、iTunes Store、Apple Books、Apple Musicの支払いなどに使用できましたが、ハードウェアやアクセサリーの購入には使えませんでした。
2. ハードウェアの購入
比較項目 | Appleギフトカード | iTunesカード(旧) |
---|---|---|
ハードウェア購入 | ⭕ 可能 | ❌ 不可 |
Appleギフトカードの場合
Appleギフトカードでは、Appleの公式ストア(Apple StoreやApple公式オンラインストア)で、iPhone、Mac、iPad、Apple Watch、AirPodsなどのハードウェア製品を購入可能です。また、純正アクセサリーやAppleCare+(保証プラン)の支払いにも使用できます。
iTunesカードの場合
iTunesカードでは、ハードウェア製品の購入はできませんでした。これは、iTunesカードがデジタルコンテンツ専用だったためです。そのため、以前はiPhoneやMacを購入するためには「Apple Storeギフトカード」を使う必要がありました。
3. アプリ・サブスクリプションの支払い
比較項目 | Appleギフトカード | iTunesカード(旧) |
---|---|---|
アプリ・サブスクリプションの支払い | ⭕ 可能 | ⭕ 可能 |
どちらのギフトカードでも利用可能
AppleギフトカードもiTunesカードも、以下のAppleのデジタルサービスに利用できます。
- App Storeのアプリ・ゲームの購入
- Apple Musicのサブスクリプション(月額料金の支払い)
- Apple TV+ の定額動画サービス
- Apple Arcade(ゲームのサブスク)
- Apple Books(電子書籍の購入)
この点に関しては、両方のカードに違いはありません。
4. iCloudストレージの追加
比較項目 | Appleギフトカード | iTunesカード(旧) |
---|---|---|
iCloudストレージ追加 | ⭕ 可能 | ⭕ 可能 |
どちらのギフトカードでも利用可能
iTunesカードの時代から、iCloudのストレージプラン(iCloud+)の支払いには利用可能でした。
- 無料の5GBプランから、50GB、200GB、2TBのプランへアップグレード可能。
- Apple IDの残高として登録しておくことで、継続的に支払うことができる。
Appleギフトカードでも同様に利用可能であり、現在もiCloudのサブスクリプションの支払いに使うことができます。
5. Apple Payでの支払い
比較項目 | Appleギフトカード | iTunesカード(旧) |
---|---|---|
Apple Payでの支払い | ❌ 不可 | ❌ 不可 |
どちらのギフトカードもApple Payでは使用不可
AppleギフトカードやiTunesカードの残高は、Apple Payを使って店舗やオンラインショップでの支払いには利用できません。
Apple Payでの決済を行うには、クレジットカードやデビットカード、Apple Pay対応のプリペイドカードが必要です。
6. 現在の販売状況
比較項目 | Appleギフトカード | iTunesカード(旧) |
---|---|---|
現在の販売状況 | ⭕ 販売中 | ❌ 販売終了(Appleギフトカードに統合) |
Appleギフトカードの販売状況
- 2021年に導入され、現在も販売中。
- コンビニ、家電量販店、Apple公式サイトなどで購入可能。
- デザインも多様で、金額の選択も自由。
iTunesカードの販売状況
- 2021年に販売終了し、新規購入はできなくなった。
- 既に持っているiTunesカードの残高は引き続き利用可能。
- 新たに購入したい場合は、Appleギフトカードを利用する必要がある。

4. どちらを購入すべき?
現在、日本ではAppleギフトカードのみ販売されているため、iTunesカードを選ぶ必要はありません。
- Apple製品(iPhone、Mac、iPadなど)を購入したい場合 → Appleギフトカード
- アプリやゲーム、サブスク(Apple Musicなど)を利用したい場合 → Appleギフトカード
- 旧iTunesカードを持っている場合 → そのままデジタルコンテンツの購入に使用可能(Apple Storeでの製品購入は不可)
5. まとめ
AppleギフトカードとiTunesカードには、以下のような違いがあります。
- Appleギフトカードは、Appleのハードウェアとデジタルコンテンツの両方に使える
- iTunesカードはデジタルコンテンツ専用で、現在は販売終了している
- 旧iTunesカードを持っている場合は、アプリやサブスクには使えるが、Apple Storeでの製品購入には使えない
- 現在のAppleギフトカードは、全てのAppleサービスに対応しており、より汎用性が高い
もしこれからApple関連のギフトカードを購入する場合は、Appleギフトカードを選べばすべての用途に使えるため、より便利です。
