Appleギフトカードの業者の買取価格は、Appleギフトカードの需要と供給のバランスの中で決まってくる取引相場の影響を大きく受けます。
ひと口で需要と供給といってもいろいろな要因があるので、正確に読むことは難しいですが、ある程度の傾向はわかります。
Appleギフトカードを売りたい人は相場が上がったときを狙って売る。逆にAppleギフトカードを買いたい人は相場が下がるときを狙って買う。すこしでもこの理想に近づけるように相場の動きを見ていきましょう。
1. Appleギフト券の相場が上がるとき

1. 新製品発表・発売直後
Appleが新製品を発表または発売した直後は、Appleギフトカードの需要が高まるため、買取相場が上昇する傾向があります。たとえば、以下のような新製品が登場した時期に相場が上がることが予想されます:
- 新型iPhone
- 新型iPad
- MacBookやApple Watchなど
これらの新製品の購入を目的とした消費者がAppleギフトカードを利用するため、需要が増加し、買取価格も上昇します。
ただし近年は、Appleギフトカードの不正利用が横行したため、iPhoneの新発売の時期は、Appleギフトカードで新型のiPhoneの購入ができない場合があります。
2024年の9月にiPhone16が発売になりましたが、ギフトカードで購入できる機種が限られている影響で、ギフト券の相場がなかなか上がらず、安い業者は80%台前半というところもあります。
iPhoneなどの需要が高まるのは確かですが、それと同時にAppleギフトカードの買取率も必ず上がるわけではないのがポイントです。
2. 年末年始や大型セール時期
ブラックフライデーやクリスマス商戦、年末年始セールなど、Appleや家電量販店がキャンペーンを行う時期は、Apple製品の購入意欲が高まるため、ギフトカードの需要が増えます。この時期には、ギフトカードの買取相場も上がりやすくなります。
特に年末年始は、プレゼント需要や自分用の買い物が集中するため、買取価格が高めに設定されることが一般的です。
3. Appleの特典キャンペーン期間
Appleが公式にギフトカードを付与するキャンペーンを実施している場合も、買取相場が上がることがあります。例えば、以下のようなキャンペーンが該当します:
- 教育向けプロモーション(MacBookやiPad購入でギフトカードが付与される)
- 新年やイベント期間の特典キャンペーン
これらの時期には、ギフトカードを使用したApple製品の購入が促進されるため、買取価格が上がることがあります。
4. 学生向け需要が高まる時期
**入学シーズン前(3月~4月)や新学期の直前(8月~9月)**など、学生向けにApple製品を購入する需要が増える時期も、ギフトカードの相場が上がりやすいです。この時期には、教育機関向けのプロモーションやセールが行われることも多いため、需要が高まります。
5. 大型セール直前
Amazonのプライムデーや楽天スーパーセールなど、大手オンラインストアのセール直前も、買取相場が上がる可能性があります。これらのセールでは、Apple製品やアクセサリが割引されることが多く、Appleギフトカードを使いたい消費者が増えるためです。
6. 経済状況が安定している時期
経済的に安定している時期や、消費者心理が前向きな時期も相場が上昇しやすいです。例えば、景気が良くなり、消費意欲が高まるタイミングでは、Appleギフトカードを使った購入需要が増え、買取価格も上がる可能性があります。
7. 特定イベントや季節需要
以下のような特定のイベントや季節的な需要も、相場に影響を与えることがあります:
- 卒業・入学シーズン(プレゼントや新生活準備の需要増加)
- ホリデーシーズン(クリスマスやバレンタインデー)
- 新学期シーズン(学用品やデジタルツール購入需要)
2. Appleギフト券の相場が下がるとき

1. 毎月1日
毎月1日の0時は、いろいろな後払い枠の上限額がリセットされるタイミングです。この日は電子ギフト券の現金化をする人が一気に増えるので電子ギフト券の供給が一気に増えます。毎月毎月必ずそうなるので、その安くなったギフト券を買う人もたくさん出てきます。その人たちが多ければ需要も高まるので、買取率がそこまで下がらない時もありますが、ギフト券が余り気味になるのは毎月の事なので覚悟しておきましょう。
1日の0時からお昼くらいまでは1週間前より2%くらいは下がると思った方がいいかもしれません。
2. iPhone新製品発表前
AppleがiPhoneの新作を発売するのは毎年9月になっています。毎年9月に発売になることがわかっているので、これからiPhoneの新品を購入しようという人は9月の新作発売まで待つ人が増えます。
待っている間は当然ギフト券を使わなくなるので、ギフト券の相場は下がります。
ちなみに2024年のiPhone16発売の時は、7月頃からAppleギフトカードの買取率が下がり始めて、初回で80%、2回目以降は78%あたりまで下がりました。2023年の秋から90%前後を維持していたのでびっくりした方も多かったんじゃないでしょうか。
でも大暴落したとはいえ、さがったのはAppleギフトカードだけだったので、この時期は毎月現金化している方は楽天ギフトカードやニンテンドープリペイドカードに切り替えた方も多かったんじゃないでしょうか。
3. 夏休みや冬休み明け
夏休み(8月以降)や冬休み明け(1月中旬以降)は、一般的に消費者の購入活動が落ち着き、市場全体の取引量が減少するため、ギフトカードの買取額が下がることがあります。
4. Appleのキャンペーン期間
Appleが公式にギフトカードを付与するキャンペーン(例:教育向けプロモーションや購入特典)が実施される時期も、ギフトカードが市場に多く出回り、需要と供給のバランスが崩れるため買取価格が低下することがあります。
5. ギフトカードの有効期限に近い場合
Appleギフトカード自体は基本的に有効期限がありませんが、買取業者がそのギフトカードを転売する際の管理期間などを考慮して、有効性が不透明になる時期には買取額を引き下げる場合があります。
6. 年末年始や大型セール後
Appleギフトカードの買取額は、ブラックフライデーや年末年始セールの後に下がる傾向があります。これらの時期はAppleや他の家電量販店でギフトカードの購入特典が増え、ギフトカードが市場に大量に出回るため、買取業者にとって供給過多となり、買取額が下がる可能性があります。
まとめ
Appleギフトカードの買取率は、2024年の夏くらいに大暴落しましたが、現在は徐々に回復基調にあります。
Appleギフトカードの買取率が低い時は、Appleギフトカードに拘らず、楽天ギフトカードやニンテンドープリペイドカードの現金化も検討しましょう。
