Google Playギフトカードで詳しい情報が必要ですといわれたら?
Googleplayギフトを使ったときに出る「詳しい情報が必要です」というエラーが話題になっているので、2024年現在の情報を少し詳しく書きます。
これは一般の方はあまり表示されないエラーで、主に転売のギフト券や貰い物のギフト券など、自分で購入していないギフト券を一つのアカウントで使いすぎていたり、そういうアカウントと同じ回線や端末を使っていると出やすいようです。
どうして詳しい情報が必要なの?
GooglePlayギフトを使おうとすると、ギフト券が使えずに「詳しい情報が必要」と表示されるのは一言でいえばGoogleによるGoogleplayギフトの不正取締りによるギフト券のロックが原因です。
Googleplayギフトはアプリやゲームなどに課金できるGoogleplayストア用の電子マネーですが、インターネット上ではこのGooglePlayギフトが詐欺の標的になっています。これはGoogleに限った話ではなく、Amazonギフト券、nanaco、楽天ギフト、Appleギフトなども同じように狙われており、SNSで騙し取られたり、フィッシングサイトで入力してしまったり、特殊詐欺で現金の代わりにギフトコードを送らされてしまうなどの被害に遭っています。
それに対抗するため、Amazonは主にギフト券の無効化とアカウントの閉鎖を行っています。楽天やAppleも被害を訴えられたらAmazonと同じように残高を無効にしたり使用したアカウントをロックしたりします。特にnanacoはnanaco専門の特殊詐欺グループが逮捕されるなどの事件があり、かなり前にギフトカードの販売自体を中止してしまいました。
そしてGoogleはどういう対策をしているかというと、以前からいろいろな対策を行っていますが2024年現在、一番活発に行っている不正対策がこの「詳しい情報が必要」というものになります。
この「詳しい情報が必要」という表示が出る理由はGoogleは公式にアナウンスしていませんが、Googleがそのアカウントが不正なギフト券を使っているのではないかという疑惑が生じたときに、そのアカウントが使おうとしたGooglePlayギフトカードを一度使えないようにロックします。そして「詳しい情報が必要」と表示し購入時の資料を提出させ、不正でないことが確認ができるとギフトカードのロックを解除して使えるようにするというものです。
Google Playギフトカードは無効なの?
前述のようにGoogleが公式にアナウンスしていないので詳細はわかりませんが、電子ギフト券ショップとして数百件のGooglePlayギフトカードのエラーにかかわった経験から推測すると、この「詳しい情報が必要」という表示が出るギフト券は無効や使用済みではありません。むしろ最初から使えないならば他のエラーが出ますので、エラーが出るまでは有効なギフトカードだったと考えて問題ありません。
一方で、「詳しい情報が必要」と表示されたアカウント、またはそのアカウントがログインしている回線や端末などの環境に対してGoogleのシステムが自動的に不正の疑いがあると判断するので「詳しい情報が必要」と表示されるようです。
ただこの「詳しい情報が必要」が表示されてギフト券がロックされるアカウントに何か問題があるかというとそういうこともなく、転売のギフト券がすべて使えないということもありません。使えるときもあるし使えない時もある。ただ「詳しい情報が必要」と表示されてしまったアカウントやアクセス環境は、問題の起きないアカウントやアクセス環境よりも格段に同じ現象が起きやすいようです。
つまり、ギフトカードもアカウントも悪くなくてもGoogleが不正の恐れがあると判断すればGooglePlayギフトカードはロックされるということです。
Google Playギフトカードは使えるようになるの?

「詳しい情報が必要」と表示されると、そのGooglePlayギフトカードはGoogleにロックされてしまい、基本的にはGoogleに問い合わせて解除してもらうまで使えません。
Googleに問い合わせる場合は、購入した場所、ショップ名、支払い方法、連絡先などを伝える必要があります。また使いたいアカウントが決まっていれば、そのアカウント情報も伝えると対応がはやくなります。
ロックされたギフトカードが使えるようになるのは、最短1週間。長ければ1か月以上かかることもあります。
逆に購入情報を回答できない場合は使えるようになる確率はかなり低くなります。「詳しい情報が必要」と表示しているのは、購入者と無関係の第三者の不正利用を防ぐためのものなので、当然といえば当然でしょう。
ただGooglePlayギフトカードのロックはGoogleに情報を提示できれば時間はかかっても使えるようになるので、Amazonのチャージ残高の没収への対応と比べるまでもなく、ごくごく一般的な不正対策といえるでしょう。
ロックされたGoogle Playギフトカードは返金される?
GooglePlayギフトカードは、ロックが解除されても返金されることはありません。ロックが解除されれば、依頼したGoogleアカウントにチャージされるか、GooglePlayギフトカードの残高が使えるようになるか、のどちらかと考えてください。
現金で受け取ったり、カード決済が取り消されるということはほぼありませんのでご注意ください。
結局誰が悪いの?
上のほうで、ギフトカードに問題がなくても「詳しい情報が必要」と表示されるし、アカウントに問題がなくても正常なギフトカードをロックしてしまいます。
基準はGoogle側のシステムが「不正の恐れがあると判断するかどうか」というところだけのようです。
そしてその判断基準は、あくまで経験則ですがこの3つが原因なようです。
- 転売などで入手したGooglePlayギフトカードを使っていて入手元が多様すぎる
- GooglePlayギフトカードを使用する際のアクセス環境の何かがGoogleのシステムで引っかかる
- 大量なGooglePlayギフトカードを使っている
何度もいうようですが、このGoogleの取り締まりはあくまで不正なユーザー対策です。自分が不正行為をしていなくても、不正なユーザーと間違われるような点があれば問題のないギフトカードを使ってもロックされます。
市民の安全を守るための警察官の職務質問のようなものですね。Googleに問い合わせればGooglePlayギフトカードは使えるようになるのでロックされること自体は運が悪かったと思って諦めましょう。
Google に問い合わせたらどうなる?
「詳しい情報が必要」と表示された場合、GooglePlayギフトカードは一時的にロックされ残高は残っていますがチャージできない状態になっています。
そこでGoogleに問い合わせるのですが、最近のGoogleは最初は「購入時の情報とチャージしたいアカウントを教えてくれたら、そのアカウントにチャージしますよ」と回答してきます。
なのでそのGooglePlayギフトカードを使いたいGoogleアカウントが決まっていれば、必要な情報を送れば時間はかかりますがアカウントに登録してもらえます。
ロックされたGooglePlayギフトカードをチャージせずに、GooglePlayギフトカードのロックを解除して残高を使えるようにして欲しい時には「プレゼント用なのでいま登録したいアカウントはない」という回答をすると、ギフトカードのロックが解除されて残高が使えるようになります。
たまにカードのロックを解除戻せないといわれることもありますが、しっかり説明すればほとんどの方がうまくロックを解除してもらっています。
まとめ
「詳しい情報が必要」と表示されるのは、Googleの不正対策です。
原因は主にGooglePlayギフトカードを使った側の問題ですが、不正でなくてもGoogleにそう判断されることはあります。
「詳しい情報が必要」と表示されると、ギフトカードは一時的にロックされます。
ロックされたGooglePlayギフトカードは、問い合わせるとまた使えるようになります。