1. QUOカードPayとは?
QUOカードPayとは、スマホで使えるデジタル版のQUOカードです。2019年の3月から始まったサービスです。アプリ不要で、受け取ったURLを開き、バーコードをレジでスキャンするだけで支払いが完了します。有効期限があり、チャージはできませんが、残高がある場合は次回も使用可能です。ローソン・ファミリーマート・書店・ドラッグストアなどの加盟店で利用できます。メールやLINEで簡単に送れるため、ギフトやキャンペーンにも便利です。従来のQUOカードとは使える店舗が異なるため、事前に確認が必要です。

1-1. QUOカードPayはQUOカードと何が違う?
QUOカードPayとQUOカードの違いを簡単にまとめると、以下のようになります。
1. QUOカード(従来のカードタイプ)
- 形状: プラスチック製のプリペイドカード
- 使い方: 加盟店のレジで渡して支払い
- 有効期限: なし(使用可能な限り)
- 購入方法: 店舗・公式サイト・コンビニなど
- チャージ: できない(使い切り)
- 対応店舗: 主にコンビニ・書店・飲食店・ガソリンスタンドなど
2. QUOカードPay(デジタルタイプ)
- 形状: スマホで使えるデジタルギフト(アプリ不要)
- 使い方: スマホに表示されたバーコードをレジでスキャン
- 有効期限: あり(発行元による)
- 購入方法: オンライン販売・ギフトなど
- チャージ: できない(使い切り)
- 対応店舗: QUOカードPay加盟店(QUOカードとは異なる)
どちらが便利?
- ギフトとして渡すなら → QUOカード(物理カード)
- オンラインで手軽に贈るなら → QUOカードPay(スマホで完結)
- 長期保有するなら → QUOカード(有効期限なし)
- すぐ使いたいなら → QUOカードPay(すぐ送れる)
結論: QUOカードPayは「デジタル版QUOカード」ですが、加盟店や使用方法が異なります。用途に合わせて使い分けるのがおすすめです!
特徴 | QUOカード(物理) | QUOカードPay(デジタル) |
---|---|---|
形式 | プラスチックカード | スマホでバーコード表示 |
有効期限 | なし | あり(発行元による) |
使える場所 | コンビニ・書店・ガソリンスタンドなど | デジタル対応の加盟店 |
お釣り | 出ないが端数利用可能 | 出ないが残高利用可能 |
受け渡し方法 | 手渡し・郵送 | LINE・メールで送れる |
チャージ | できない | できない |
1-2. QUOカードPayの種類

QUOカードPayは、スマートフォンで利用できるデジタルギフトカードで、用途や発行方法によっていくつかの種類があります。それぞれのタイプの詳細を説明します。
1. 通常タイプ(一般的なQUOカードPay)
🔹 概要
- 個人・法人を問わず購入できる最も基本的なタイプ。
- スマートフォンでURLを開くと、チャージされた金額が表示され、そのまま支払いに使える。
- カードレスなので、紛失の心配がない。
- 受け取った人は専用アプリ不要で利用可能。
🔹 購入方法
- QUOカードPay公式サイトで購入。
- 指定のメールアドレスにURLを送信する形で受け取れる。
🔹 利用可能店舗
- コンビニ、ドラッグストア、飲食店、家電量販店など全国の加盟店。
- 使えるお店は公式サイトで随時更新。
2. 法人向けQUOカードPay(QUOカードPay for Business)
🔹 概要
- 企業がキャンペーン、従業員の福利厚生、ノベルティなどに利用する専用のQUOカードPay。
- まとめて購入し、一括で配布できる。
- 企業オリジナルのデザインを入れることが可能(ロゴやブランドカラーなど)。
🔹 主な利用シーン
- キャンペーン景品:応募者や顧客にデジタルギフトとして提供。
- 従業員へのインセンティブ:ボーナスや特典として支給。
- 株主優待:QUOカードの代替としてデジタルで提供。
🔹 カスタマイズ可能
- 企業ロゴやブランドカラーを入れたオリジナルデザインで発行できる。
- 利用履歴や発行状況を管理する専用の法人向け管理システムも利用可能。
⚠️アカウントに登録したQUOカードPayは、現金化できませんので注意しましょう。
3. QUOカードPay(コンビニ購入タイプ)
🔹 概要
- 一部のコンビニ(ファミリーマートなど)で、プリペイド型のQUOカードPayを購入できる。
- 購入するとレシートまたはカード型のQRコードが発行され、それをスマホで読み込むことで残高がチャージされる。
- 手軽に購入でき、プレゼントにも適している。
🔹 購入方法
- 店頭の端末(ファミポートなど)でQUOカードPayを選択し、レジで購入。
- 購入後、専用のQRコードを受け取る。
- QRコードをスマホで読み込んで利用開始。
🔹 メリット
- オンラインでの購入が不要で、現金でも購入可能。
- ちょっとしたギフトとして手渡しできる。
4. オリジナルデザインQUOカードPay
🔹 概要
- 企業やブランドが独自のデザインを入れて発行できるQUOカードPay。
- 法人向けのサービスの一環として提供される。
🔹 特徴
- カスタムデザインが可能(企業のロゴやキャンペーンデザインなど)。
- 企業のプロモーションやキャンペーンに活用できる。
- デジタルカードのため、印刷コストがかからない。
🔹 活用例
- ブランドのキャンペーン:特定の商品を購入した人にプレゼント。
- 社内表彰:社内イベントの景品として活用。
- ポイント交換:会員プログラムのポイントと交換できる特典として提供。
5. QUOカードPayキャンペーンタイプ
🔹 概要
- 企業やブランドが、プレゼントキャンペーンの景品として無料配布するQUOカードPay。
- 例えば、「アンケートに答えたらQUOカードPay 500円分プレゼント」などの形で提供される。
🔹 配布方法
- メールまたはSMSでURLを送信。
- QRコード付きのチラシやDMにして配布。
- SNSのキャンペーンで当選者に送信。
🔹 活用例
- SNSキャンペーン:TwitterやInstagramのフォロー&リツイート企画の景品として配布。
- 新規会員登録特典:ECサイトなどで、新規登録者にプレゼント。
- アンケート謝礼:市場調査などの協力者に報酬として提供。
QUOカードPayのまとめ
タイプ | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|
通常タイプ | 一般的なデジタルギフトカード | ギフト、個人用 |
法人向け(for Business) | 企業向けのカスタマイズ可能なデジタルカード | 福利厚生、キャンペーン、インセンティブ |
コンビニ購入タイプ | 店頭で購入可能なプリペイド型 | プレゼント、現金購入 |
オリジナルデザインタイプ | 企業独自デザインが可能 | ブランドキャンペーン、プロモーション |
キャンペーンタイプ | 企業が無料配布する特典型 | SNSキャンペーン、アンケート謝礼 |
1-3. QUOカードPayはどこで買える?

QUOカードPayは、オンライン・法人向け・コンビニなど、さまざまな方法で購入できます。購入方法ごとに詳しく解説します。
1. オンラインで購入する(個人・法人向け)
QUOカードPayは、公式サイトなどでオンライン購入できます。
🔹 購入先
✅ QUOカードPay公式サイト
➡ QUOカードPay 公式ページ
✅ 企業向け専用サイト(QUOカードPay for Business)
➡ 法人向けの大量購入・カスタマイズに対応。
🔹 購入の流れ
- 公式サイトにアクセス
- 金額を選択(500円〜10,000円)
- 購入手続き(クレジットカード決済など)
- メールでURLを受け取る
- URLを開くとQUOカードPayが使える
💡 メリット
✔ 24時間いつでも購入可能
✔ スマホで完結するので手軽
✔ プレゼントとしてもすぐに送れる
💡 デメリット
✖ 現金払いができない(クレジットカード・銀行振込のみ)
2. コンビニで購入する
一部のコンビニで「QUOカードPay(コンビニ購入タイプ)」を販売しています。
🔹 販売店舗(2024年最新情報)
✅ ファミリーマート
✅ ローソン(導入店舗あり)
✅ セブン-イレブン(導入検討中)
🔹 購入方法(ファミリーマートの場合)
- マルチコピー機(ファミポート)で「QUOカードPay」を選択
- 希望の金額を選び、申し込み券を発行
- レジで支払い(現金・電子マネー・クレカ)
- レシートまたはQRコード付きのカードを受け取る
- スマホでQRコードを読み込んで利用開始
💡 メリット
✔ 現金でも購入できる
✔ すぐに使える(プレゼントにも最適)
💡 デメリット
✖ 取り扱いのない店舗がある
✖ 一部のコンビニではまだ販売していない
3. 法人向けに購入する
企業や団体向けに「法人専用QUOカードPay」が販売されています。
🔹 購入方法
✅ 公式サイトで見積もり・申し込み
✅ 企業ロゴやオリジナルデザインを入れたQUOカードPayを作成可能
✅ キャンペーンやノベルティとして一括配布が可能
💡 おすすめ用途
✔ 福利厚生(従業員へのインセンティブ)
✔ キャンペーン(アンケート謝礼・SNSプレゼント)
✔ ノベルティ(イベント・展示会での配布)
🔹 購入サイト
QUOカードPay for Business
1-4. QUOカードPayが使える場所

QUOカードPayは、全国のさまざまな店舗で利用可能です。以下に、主なジャンルと代表的な店舗を詳しくご紹介します。
コンビニエンスストア
- セブン‐イレブン
- ローソン
- ナチュラルローソン
- ローソンストア100
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
※ファミリーマートでは現在利用できません。
ドラッグストア
- マツモトキヨシ
- ココカラファイン
- スギ薬局
- サンドラッグ
- サツドラ
- ドラッグストアモリ
- ゲンキー
- V・ドラッグ
- アインズ&トルぺ
※一部店舗では利用できない場合があります。
スーパーマーケット
- いなげや
- エコス
- ベルク
- ウオロク
- サンプラザ
- エレナ
- スーパーマーケットバロー
※地域や店舗によって利用状況が異なる場合があります。
家電量販店
- エディオン
- ジョーシン
- ビックカメラ
- コジマ
- ソフマップ
※一部店舗では利用できない場合があります。
ファッション
- ユニクロ
- GU
- 洋服の青山
- AOKI
- ORIHICA
※一部店舗では利用できない場合があります。
飲食店
- 吉野家
- 松屋
- スシロー
- くら寿司
- 牛角
- しゃぶしゃぶ温野菜
- フレッシュネスバーガー
- ドトールコーヒーショップ
- エクセルシオール カフェ
※一部店舗では利用できない場合があります。
書店
- TSUTAYA
- ジュンク堂書店
- 丸善
- ブックファースト
- リブロ
※一部店舗では利用できない場合があります。
最新の利用可能店舗や詳細は、QUOカードPay公式サイトの「使えるお店」ページでご確認いただけます。
また、QUOカードPayには「共通タイプ」と「専用タイプ」があり、専用タイプは特定の店舗や業態でのみ利用可能です。お手持ちのQUOカードPayの種類に応じて、利用可能な店舗が異なりますので、ご注意ください。
ご利用の際は、事前に店舗での利用可否を確認されることをおすすめします。
2. QUOカードPayは現金化に向いてる?

認知度の高いQUOカードに対してあまりなじみのないQUOカードPayですが、現金化には使えるんでしょうか。
2-1. QUOカードPayの買取率は?
QUOカードPayの買取相場は85%前後で安定しています。PayPayやnanacoギフトよりはやや安いですが電子ギフト券の中ではTOP5に必ず入るほど高額で取引されています。
ただQUOカードPayを買取っている業者はあまり多くありません。2019年からサービスを開始していますが、中古電子ギフト券市場ではまだまだ取り扱いが少ないのが原因でしょう。自治体や企業が配ることも多いので発行されている数としては少なくないと思われますが、コンビニでもどこでも使えるのでみなさん自分で使っちゃってるのかもしれませんね。
2-2. QUOカードPayの入手は簡単?
QUOカードPayを購入するのは簡単でクレジットカード決済でオンラインでいつでも購入できますが、購入時に額面の6%に当たる手数料がかかります。
10,000円のQUOカードPayを発行したら額面の10,000円と手数料の600円のあわせて10,600円を支払う必要があります。ですので現金化する場合には、その手数料を引いて計算しないといけません。
そこまで計算に入れると仮に買取率が85%だとしても、すでに106%で買っているわけですから、実際は79%で現金化することになります。

2-3. QUOカードPayは現金化に向いてる?
買取率が高く入手が簡単なので、一見すると現金化しやすそうに見えますが、ギフト券をショッピング枠で購入する時点で6%の手数料がかかることを考えると、電子ギフト券の中でも現金化する場合にはあまり向いているとはいえません。
ただもともと持っていて使わないとか、ポイントサイトやキャンペーンでもらう際には、買取業者の買取率が高いのでとてもおススメです。
2-4. QUOカードPayよりおススメの現金化ギフト券は?
クレジットカードのショッピング枠を電子ギフト券で現金化するのに向いているギフト券は、楽天ギフトカード・アップルギフトカードあたりが最も有力です。
他にもいろいろ電子ギフト券はありますし買取率が高いものもありますが、高額買取されているギフト券は基本的に入手が困難なものが多いのでおススメはできません。
