1. WebMoneyとは?

WebMoneyは、デジタルコンテンツやオンラインサービスの支払いに利用できるプリペイド型の電子マネーです。1998年に日本で提供が開始され、オンラインゲーム、音楽、動画配信サービスなど、多岐にわたる分野で利用されています。WebMoneyは、16桁のプリペイド番号(WebMoneyコード)を使用して決済を行う仕組みで、セキュリティ性が高く、クレジットカードを持たない人にも便利です。購入方法は、コンビニ、家電量販店、セブン銀行ATM、公式オンラインストアなど、さまざまな手段があります。また、物理的なカードタイプやデジタルコードタイプがあり、用途に応じて選べます。事前にチャージした金額内で利用するため、使いすぎを防ぎながら安全にオンライン決済を行える点が特徴です。
特に、事前にチャージした分だけ利用できるため、クレジットカードを持たない人やセキュリティ面を重視する人に人気があります。また、「WebMoneyプリペイドカード」や「WebMoneyプリペイドカードLite」を利用すれば、Visa加盟店での決済にも対応します。金額は1,000円から購入でき、プレゼント用としても活用されています。簡単で安全な決済手段として、多くの人に利用されています。
1-1. WebMoneyは2種類
WebMoneyには主に2種類の形式があります。それぞれ利用方法や特徴が異なるため、自分のニーズに合わせて選ぶことができます。
1. WebMoneyコード(デジタルタイプ)
- 特徴:
- 16桁のプリペイド番号を使用してオンライン決済を行うタイプ。
- 購入したコードをWebMoney加盟店(オンラインゲーム、動画配信サービスなど)で入力して支払いを完了します。
- コンビニやインターネットで簡単に購入可能。
- プレゼント用や一度限りの支払いに向いています。
- 利便性:
- コードを購入すれば即時利用可能。
- 現金をチャージする感覚で使えるため、クレジットカードを持たない人に最適です。
2. WebMoneyプリペイドカード
- 特徴:
- 実際のカードタイプとして提供され、物理的なカードが発行されます。
- プリペイド式Visaカードとして利用でき、国内外のVisa加盟店での支払いにも対応します。
- WebMoneyコードと同様に、オンライン決済にも使用可能。
- 種類:
- WebMoneyプリペイドカード:専用アカウントにチャージして利用可能。
- WebMoneyプリペイドカードLite:Visa加盟店でも使える簡易タイプで、チャージ額に応じて利用。
- 利便性:
- オンラインだけでなく実店舗でも使えるため、利用範囲が広い。
- カードを持ち歩いて様々な場所で活用可能。
1-2. WebMoneyはどこで買える?
WebMoneyは、日本国内で以下の方法や場所で購入することができます。オンラインでもオフラインでも購入可能なので、自分の都合に合わせて選べます。
1. コンビニエンスストア
WebMoneyは、日本全国の主要なコンビニエンスストアで簡単に購入できます。
- 主な取り扱い店舗:
- セブン‐イレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
- 購入方法:
- 店内のマルチメディア端末(例:セブン‐イレブンの「マルチコピー機」、ファミリーマートの「Famiポート」)を利用して購入。
- バリアブルタイプ(好きな金額を指定)や固定金額タイプ(1,000円、3,000円など)を選べます。
- 端末で購入操作を完了後、レジで支払いをして受け取ります。
2. オンラインショップ
WebMoneyは公式サイトやオンラインショップでも購入可能です。
- 公式WebMoneyストア:
- WebMoneyの公式サイトで直接購入できます。
- クレジットカードや銀行振込などを利用して購入可能。
- オンラインモール:
- 楽天市場やYahoo!ショッピングなど、一部のオンラインショッピングサイトでも取り扱いがあります。
3. 家電量販店
一部の家電量販店でもWebMoneyカードやコードを購入できます。
- 主な店舗:
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- エディオン
4. セブン銀行ATM
セブン銀行ATMでは、WebMoneyの購入が直接可能です。
- 購入方法:
- ATMの画面で「プリペイドサービス」を選択。
- 必要な金額を入力し、ATMから発行されるレシートにコードが記載されます。
5. WebMoneyギフトカードの購入
- 取り扱い場所:
- 実店舗でカードタイプのWebMoneyを購入したい場合は、コンビニや家電量販店でカードを購入できます。
- 利用方法:
- 購入後、カードに記載されているコードを使ってオンラインでチャージしたり支払ったりします。

1-3. WebMoneyを購入する時の支払い方法は?
WebMoneyを購入する際の支払い方法は、購入場所や形式(コードタイプ・プリペイドカードタイプ)によって異なります。以下に、主な購入時の支払い方法を詳しく説明します。
1. コンビニで購入する場合
コンビニエンスストアでは、WebMoneyコードやプリペイドカードを購入できます。
支払い方法
- 現金
- レジで現金払いが可能です。特に現金派の方に便利です。
- クレジットカード(一部店舗のみ)
- 店舗によってはクレジットカードでの支払いも可能ですが、クレジットカード会社の規約により金券購入を制限している場合があります。
- 電子マネー
- nanaco(セブン‐イレブン)、WAON(ミニストップ)、楽天Edyなどの電子マネーを使って支払える場合があります。
- バーコード決済
- PayPay、d払い、楽天ペイなどのスマホ決済が対応している店舗もあります。
2. オンラインショップで購入する場合
WebMoneyは公式WebMoneyストアや他のオンラインショップ(例:楽天市場、Yahoo!ショッピング)でも購入できます。
支払い方法
- クレジットカード
- Visa、Mastercard、JCBなど主要なクレジットカードが利用可能です。即時決済で便利です。
- デビットカード
- 銀行口座直結のデビットカードでも購入可能です。
- 銀行振込
- 振込手数料がかかる場合がありますが、振込完了後にコードが発行されます。
- コンビニ払い
- 注文後に発行された支払い番号をコンビニで支払うことで、コードが発行されます。
- キャリア決済
- NTTドコモ、au、ソフトバンクのキャリア決済を使って購入可能です。携帯料金と合算されるので便利です。
3. セブン銀行ATMで購入する場合
セブン銀行ATMでは、直接WebMoneyコードを購入できます。
支払い方法
- 現金
- ATMに現金を投入して支払います。
- セブン銀行口座の残高
- セブン銀行の口座から直接支払いが可能です。
4. 家電量販店で購入する場合
家電量販店では、WebMoneyプリペイドカードを購入できます。
支払い方法
- 現金
- レジで現金払いが可能。
- クレジットカード
- 商品券購入が可能な店舗では、クレジットカードで支払いができます。
- 電子マネー
- 楽天Edyや交通系ICカードなども利用可能な場合があります。
5. スマホアプリで購入する場合
WebMoneyは一部のスマホアプリやオンライン決済サービスからも購入可能です。
ただしこれはWebmoneyのギフトコードではなくWebMoneyウォレットにチャージするタイプです。
支払い方法
- PayPayや楽天ペイなどのスマホ決済
- アプリで直接WebMoneyを購入できます。
- クレジットカード連携
- アプリ内でクレジットカードを使って購入することが可能です。
注意点
- クレジットカードの規約確認
- クレジットカード会社の規約によっては、金券購入が制限されている場合があります。事前に確認してください。
- 手数料の有無
- 一部の支払い方法(例:銀行振込やコンビニ払い)では、手数料が発生する場合があります。
- 利用可能額の上限
- キャリア決済や電子マネーなどでは、1回の購入限度額や月間の利用上限が設定されている場合があります。
1-4. WebMoneyの残高は確認できる?
WebMoneyの残高は確認可能です。WebMoneyコードやプリペイドカードの形式によって、確認方法が異なりますが、簡単に確認できます。以下に、残高確認の方法を詳しく説明します。
1. WebMoneyコード(16桁の番号)の残高確認
WebMoneyコードを使っている場合、以下の手順で残高を確認できます。
(1) WebMoney公式サイトで確認
- 公式サイト(WebMoney公式残高確認ページ)にアクセスします。
- 「残高確認」メニューを選択。
- 購入時に受け取った16桁のWebMoneyコードを入力。
- 表示される画面で、現在の残高を確認できます。
(2) 購入時のレシートで確認
- コンビニやセブン銀行ATMで購入した場合、購入時のレシートに記載されたコードを公式サイトに入力することで残高を確認できます。
2. WebMoneyプリペイドカードの残高確認
WebMoneyプリペイドカードを利用している場合、以下の方法で残高を確認できます。
(1) WebMoneyカード公式アプリ
- スマートフォンで「WebMoneyカード公式アプリ」をダウンロードします。
- アプリにカード番号を登録すると、残高がリアルタイムで表示されます。
- チャージ履歴や利用履歴も確認可能。
(2) WebMoney公式サイト
- WebMoneyプリペイドカードの裏面に記載されたカード番号を用意。
- 公式サイトの「残高・履歴照会」ページにアクセス。
- カード番号を入力すると、残高が表示されます。
(3) Visa加盟店で利用可能なカードの場合
- Visa加盟店で利用できるWebMoneyプリペイドカードは、利用した際にレシートに残高が記載されます。
3. WebMoneyアカウントでの残高確認
WebMoneyアカウントにコードやカードを登録している場合、以下の方法で残高を確認できます。
(1) WebMoneyアカウントにログイン
- WebMoney公式サイトにログインします。
- アカウントに登録された残高が表示されます。
- アカウント内で複数のコードやカードの残高をまとめて管理できます。
(2) WebMoneyアプリの利用
- アプリを利用して、アカウントに登録した残高をいつでも確認可能。
4. 注意点
- 有効期限:WebMoneyコードやチャージされた残高には有効期限があります。有効期限が過ぎると残高が失効するため、定期的に確認して早めに使い切ることをおすすめします。
- 複数コードの管理:複数のコードを利用している場合、WebMoneyアカウントにまとめて登録すると残高管理が簡単になります。
1-5. WebMoneyの使い道は?
WebMoneyで支払いができるサービスには、デジタルコンテンツやオンラインサービスを中心に、幅広いジャンルが含まれています。
サービスを提供する側からすると、WebMoneyはプリペイド型電子マネーであるため、クレジットカードを持たない若年層や現金主義の顧客にも利用してもらえる決済手段です。これにより、顧客基盤を拡大し、潜在的な利用者を取り込むことができるという利点があります。
また、クレジットカード情報を入力せずに利用できるため、セキュリティリスクを懸念する顧客も安心してサービスを利用できる点が魅力です。
いまはアプリが全盛期になり、AppleギフトかGoogleplayで支払うサービスが増えましたが、ウェブマネーはそれ以外のウェブサービスではいまだに大きな勢力を保っています。
1. オンラインゲーム
WebMoneyは、オンラインゲームでの課金やゲーム内アイテムの購入に利用できます。
- 主な対応サービス:
- 「FINAL FANTASY XIV」
- 「ドラゴンクエストX」
- 「League of Legends」
- 「PUBG」
- 「DMM GAMES」の多くのタイトル
オンラインゲーマーにとって、手軽に課金できる方法として広く利用されています。
2. 動画配信サービス
映画やアニメ、ドラマの視聴ができる動画配信サービスでも利用可能です。
- 主な対応サービス:
- 「U-NEXT」
- 「DMM TV」
- 「ニコニコ動画」
- 「バンダイチャンネル」
ポイントやサブスクリプション料金の支払いに利用できます。
3. 音楽配信サービス
音楽やオーディオブックの購入やサブスクリプションにも対応しています。
- 主な対応サービス:
- 「mora」
- 「レコチョク」
- 「OTOTOY」
4. 電子書籍・マンガ
電子書籍やマンガを購入する際にもWebMoneyが使えます。
- 主な対応サービス:
- 「BookLive!」
- 「DMMブックス」
- 「コミックシーモア」
5. オンラインショッピング
一部のオンラインショッピングサイトでもWebMoneyが利用できます。
- 主な対応サービス:
- 「DMM.com」
- 「DLsite」
- 一部の電子ギフトカード販売サイト
6. サブスクリプション型サービス
定期購読やクラウドサービスの支払いにも対応しています。
- 主な対応サービス:
- 「Adobe Creative Cloud」(WebMoneyプリペイドカードを利用)
- 「ニコニコチャンネル」
7. 国際的なプラットフォーム
一部のグローバルサービスでもWebMoneyが使えます。
- 主な対応サービス:
- 「Steam」(ゲームプラットフォーム)
- 「G2A」(デジタル商品プラットフォーム)
8. その他のサービス
- 占いサービス:
- 占いコンテンツやスピリチュアル系サービスの課金。
- オンライン教育:
- 語学学習や資格取得のための講座の受講料支払い。
まとめ
WebMoneyは、オンラインゲームやデジタルコンテンツをはじめ、動画配信、音楽、電子書籍、さらには国際的なプラットフォームまで幅広いサービスで利用可能です。特に、クレジットカードが不要で安全に使える点が特徴で、多くのオンラインサービスで活用されています。利用可能なサービスは公式サイトで随時更新されているため、事前に確認すると便利です。
2. WebMoneyはクレジットカードの現金化に向いてる?

ウェブマネーはスマホやアプリができる前のウェブサービスではとてもメジャーな決済方法でした。今でも携帯アプリではなくウェブブラウザ上のサービス、特にウェブゲーム、動画サービス、電子書籍などではウェブマネーで支払いができるところも多いです。
ですのでウェブマネーを買取しているギフト券の買取業者は結構多いです。
2-1. WebMoneyの買取率は高い?
取り扱っている業者が結構たくさんあるので、ウェブマネーの買取率は業者同士の競争があるからか、そこそこ高めの80~84%あたりになっていることが多いです。
これはいま現在の他のギフト券の買取率と比べると、Amazonギフト券の80%、GooglePlayカードの75%、ニンテンドープリペイドカードの80%、プレイステーション®ストアカードの79%などと比べても非常に高いと言えます。
2-2. WebMoneyはクレジットカードで買える?
WebMoneyのカードをクレジットカードで購入できる場所は、一部の家電量販店です。コンビニは基本的には現金払いですので、セブンイレブンでnanacoギフトにクレジットカードでチャージしてからnanacoで支払いをしたり、ファミペイにクレジットカードでチャージしてからファミペイ払いで購入したりという、裏技的な作業が必要です。
つまり、クレジットカード決済は可能ですが、Appleギフトカードやニンテンドープリペイドカードなどと比べると手間が掛かるといえます。
2-3. WebMoneyは現金化に向いてる?
Appleギフトカードやニンテンドープリペイドカードなどよりも人気では劣りますが、クレジットカード決済がしにくいためにウェブマネー自体の供給が少ないので、業者の買取率が高めになっています。
ですので買取率だけ見ると、効率よく現金化できるギフト券種といえます。
ただし後払いで購入する手段が少ないので、ウェブマネーのカードタイプを近所の店舗でクレジットカードで決済ができる方にはお勧めしますが、そうでない方にはあまり向いているとは言えないかもしれません。
2-4. WebMoneyよりも現金化に向いているギフト券は?
Appleギフトカードの相場が高い時期は、クレジットカード決済で入手しやすいAppleギフトカードが一番現金化に向いていますが、Appleギフトカードの相場が下がっているときはそうもいきません。
少し面倒ですがセブンイレブンのnanacoかファミリーマートのファミペイを利用する裏技を使えるなら、その方法でWebMoneyを購入するよりも、おそらく常にWebMoneyよりも買取率が高いと思われる楽天ギフトカードを現金化する方がお得といえるでしょう。
まとめ
WebMoneyは、AppleギフトカードやAmazonギフト券のように誰でも知っている大企業が発行しているわけでもないので知名度はあまり高くないかもしれません。
しかしウェブマネーは20年以上前からインターネット上の決済方法として非常にたくさんのサービスで導入されています。
需要はそれなりにあるのでギフト券買取業者の買取率は高めで安定しています。クレジットカードのショッピング枠の現金化というとAmazonギフト券やGooglePlayギフトカードあたりの方が有名ですが、いまは買取率ではウェブマネーの方が完全に上です。
Appleギフトカードの買取率が低めな時期や決済が通りにくい時は、WebMoneyの現金化も検討してみてよいでしょう。
